会期:

2008年11月11日(火) - 19日(水)

開館時間:

午前10時 - 午後7時

会場:

横浜市:BankART Mini

主催:

深沢アート研究所 + アモルフォン

後援:

在大韓民国日本国大使館公報文化院、シンガポール共和国大使館、芸術家と子どもたち、(社)メセナ協議会

助成:

芸術文化振興基金、National Arts Council Singapore

協力:

BankART1929

住所:

神奈川県横浜市中区海岸通3-9 BankART Studio NYK 1F

お問合せ:

アモルフォン 045-985-7818

アーティスト:

カブ(日本)
山添joseph勇(日本)
町田良夫(日本)
ミギョン・オー(韓国)
リア・ユー(韓国)
ハーリム・キム(韓国)
アンドレ・ウェシュラー (シンガポール/フランス)
カイン・チュア (シンガポール)
ナーディン・ソーヤー (ニュージーランド)

[関連企画]

*11月11日(火) 18:00- オープニング・パーティー 参加費:無料

*11月15日(土) 18:30-20:30 パフォーマンス/シンポジウム
 パフォーマンス=アンドレ・ウェシュラー/シンポジウム=作家全員 参加費:無料

*11月16日(日) 造形ワークショップ 「ころころコースver.park」
 講師=深沢アート研究所
 内容=ピンポン球と爪楊枝でコースをつくり、自由に公園イメージ、
 みんなのコースをつなげ、ピンポン球くんを転がす造形ワークショップ。
 14:00-16:00 (年中〜6年生) 18:00-20:00 (おとな) 参加費各: 1,500円
 お申込み=深沢アート研究所 hukalabo@mac.com


パーク (公園)

今やどこにでもある公園。日本では古くから神社、お寺の境内が公園として機能していました。明治維新後に作られた外国人居留遊園(神戸)、山手公園(横浜)は整備された公園としては日本で最も古い公園と言えます。一方、ヨーロッパでは、王室の狩猟場を公衆に開放したものが公園(public park)の起源であると言われています。近代都市における市民社会化に伴い、公園の造成、整備が進みました。 公園は都市生活と密接で、どこか不思議な空間です。特定の機能に特化せず、休息やスポーツ、コミュニケーション、また文化を生み出すという様々な機能を内包しています。環境面においては行き過ぎた都市化に歯止めをかける重要な役割を担っています。 しかし、ただ空間を作ったからといって「公園」として機能するわけで はありません。機能するための仕掛けがあり、実はとても微妙なバランスの上に成り立つ場所なのです。
「パーク展」は、日本、韓国、シンガポールの現代美術作家がこれまで(2003年/韓国、2005年/シンガポー ル)自主的に行ってきたグループ展で、第3回目となります。公園発祥の地、横浜で各国の作家が様々な表現を展開します。

■展覧会のいきさつ
2001年、ワンサン国際アート・フェスティバル(韓国、江陵 市)に参加した現代作家6人を中心に「プチ・トリエンナー レ」実行委員会を設立。韓国-ソウル(2003年)、シ ンガポール(2005年)と、各作家の居住国(または母 国)でアーティスト・イニシアティブのもと、展覧会を行ってきた。今回、日本- 横浜(2008年)で行う。この展覧会は2010年にブリスベン(オーストラリア)に続く予定。

■主催者のプロフィール

深沢アート研究所
美術家/緑化研究者のカブと美術家の山添joseph勇によるアーティストユニット。アートを基軸とした緑化活動や造園、こども造形ワーク ショップの企画・運営を行う。世田谷区深沢を拠点とする。主な活動歴:「食と現代美術」part1~3 (BankART1929、'05~'07)、北仲BRICK& WHITE入居。「ころころコース『世界◯◯旅行』へん」 (KOKUYO-ヒラメキット、'07)発売等。

アモルフォン
美術家/音楽家、町田良夫が音楽出版、現代美術展の企画団体として2004年より運営を始める。これまで、初の「日本マケドニア現代アート交流展(2004)」やドイツ年2005-2006にはドイツの作家を招き音楽と映像のイベント「SOUND & IMAGE(2005)」を企画。音楽出版は、これまで未紹介のロシアや東欧の 音楽、また世界初の試みである赤ちゃんの演奏だけを集めたCD等をリリース。美術・音楽を通して文化交流の一端を担う。

■アーティスト紹介

カブ (日本)
身近な素材(草やビニール袋、テープなど)の美に反応して 作品をつくる作家。園芸家。作家の視点から緑化の活動をしている。深沢アート研究所/緑化研究室代表。1993 日本大学芸術学部美術 学科彫刻卒業(BA) /1996 the art dept. of the univ. of East London/ fine arts/ 3d course卒業(HE)

山添joseph勇 (日本)
美術作家。素材・物事・対象をテーマにした作品発表や、ワークショッ プを通じた活動をする。深沢アート研究所代表。(2003年より)1975 横浜市生まれ/2000 東京 造形大学美術学部絵画科卒業/2000- こども造形教室始動/2008 群馬松嶺福祉短期大学児童福祉専攻造形非常勤講師

町田良夫 (日本)
美術家、音楽家。光や自然に関する作品を制作、印画紙による独自の技 法「フォトバティック」を発表。音楽家としても国内外で活動、音楽 レーベル、アモルフォンを主宰、現代美術国際交流展等も企画。 1967 埼玉県生まれ/1989 多摩美術大学芸術学科卒業

ミギョン・オー (韓国)
インスタレーションやパフォーマンスによる作品を制作・発表。近年は赤とハイヒールをモチーフとした作品を制作。1996 Ewha女子大学東洋絵画科卒業/Hongik大学美術教育理論科卒業/Ewha女子大学美術教育学科卒業

リア・ユー (韓国)
写真、映像、インスタレーションにより、自分のなかのパーソナルな部 分を表現する作家。1996 Department of Fine Art, Ewha Womans University, Seoul 卒業(BA)/Completed the courses of Fine Art graduate school in the same University

ハーリム・キム (韓国)
インスタレーション、立体を得意とする作家。ウィットにとんだ皮肉や風刺をもりこんだ物語をベースに、いろいろな材質のアンティークを材料としてオリエンタルなにおいのするインスタレーション作品を作る。ソウル大学卒業, Environmental Sculpture Major (BFA)/ニューヨーク州立大学New Paltz, Sculpture Major 卒業(MFA)

アンドレ・ウェ シュラー (シンガポール/仏)
パフォーマンス、ドローイング、映像で自分の身体をシンボル的に使いジェンダーを表現する作家。1990 DEA de Phonetique,Strasbourg大学, 仏/1995-98 Nanyang Academy of Fine Arts, シンガポール/1999 Curtin工科大学(西豪)卒業(BA)/2001 エコールドボザール・パリ奨学金受賞

カイン・チュア (シンガポール)
自身の視点で撮影した日常の1コマ1コマを加工してデザイン化した映像を制作。1998 Nanyang Academy Of Fine Arts 卒業/1999 Curtin工科大学(西豪)卒業(西豪)

ナーディン・ ソーヤー (ニュージーランド)
都市の中で捨てられていくモノや、植物の形態の美しさに反応して立体をつくる作家。1989-90 Certificate of Introductory Art and Design - Queensland College of Art, 豪/1995-97 Royal Melbourne Institute of Technology (絵画) (BA), 豪/1998 Monash大学 (絵画) (BAH), 豪/1999-02 Monash大学大学院 (絵画) (MA), 豪


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